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C値0.2の秘密
こんにちは、広報の細越です。
皆様、お仕事中の飲み物はペットボトル派ですか?水筒派ですか?最近は水筒派の方が増えてきた印象を持ちます。買い物にマイバッグを持参するように水筒文化が広まるのはエコでいいですね。ペットボトル自体もリサイクルも進んでいるので、どちらも環境負荷は低いとは思いますが…。😅
私事ですが、アイスコーヒー☕を魔法瓶に氷と一緒に入れて会社に持ってきています。結露もしなくて、冷たいアイスコーヒーがいつでも飲める。私の小さなお気に入りです。
で、(いつも無理やりな話の展開なんですが💦)
家も「魔法瓶」タイプが良いというのは皆さんご存じでしょうか?
おそらく、家のことを調べると、最近はどこでもC値「気密性」とUa値「断熱性」を目にされるかと思います。このC値とUa値の低い家は「魔法瓶」に例えられるかと思います。(数値が小さい方が高性能です)
ご存じのように、魔法瓶には中の飲み物と外気との間に何も無い層が存在します。この層が、熱を伝えるのを遮断して(遅らせて)くれます。魔法瓶とは言っても、蓋と入れ物には隙間があるので、ここから熱が出入りします。この遮断層がUa値、蓋の隙間がC値に影響する部分と例えられるかと思います。
気密性を高くする「隙間を無くする」ことで熱の出入りを防ぎ、断熱性で「熱の伝わりを鈍くする」ことで、室内環境を長く快適に保つことが出来ます。
この気密性を保つために、大事になってくる作業の一つが、この「コーキング」です。木と木の僅かな隙間を埋める作業は一つ一つ手作業で行っています。使う柱が50本あれば、100~200か所は上棟時にコーキングが必要ですが、木楽ホームでは必ずこの作業を行っています。
また、内壁を取り付ける際にも同じような作業を行い、家の両側が全く隙間の無い状態をつくるようにしています。
このC値を低くするためには、こういった地道な作業が必要です。私たちが実施してきた証に木楽ホームの今年完成した家のC値は以下の通りです。(詳しくは施工事例に掲載しています)
佐久市岩村田K様:0.2
上田市腰越O様:0.3
上田市腰越T様:0.2
上田市諏訪形N様:0.2
東御市K様:0.2
ほぼ0.2。0.1の時もあります。ですので、ほぼ気密性は保たれています。あとは隙間なく断熱材を施せばUa値も低くなり、省エネルギーの家が完成します。(ちなみに、断熱材も構造部分を筋交いではなく面材を使用することで隙間なく施工をしています)
コーキングしたから、気密性大丈夫だ!😤とは終わりません。きちんと、数値で証明することも実施しています。それが、全棟で実施している「気密測定」。建築中に行うことで、万が一数値が悪い場合には修繕を施して、良い数値になるように補修することもあります。
完成してからでは手の施しづらい場所であるからこそ、こういった丁寧な施工が必要なんです💦💦
気密測定の様子については、このブログでも後日ご紹介していきますので、気になる方はチェックいただけたらと思います。
「魔法瓶」のようなお家で、暑い夏も寒い冬も、快適に過ごせると良いですね🍀🍀🍀
それでは、今日はこの辺で。