2023.09.28

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現場レポート

佐久市Y様邸、気密測定(0.1でした)

佐久市Y様邸、気密測定(0.1でした)

こんにちは。広報の細越です。

今週は朝晩少し冷える日がありましたが、今日はまた暑いですね。暖かい飲み物か冷たい飲み物か、迷う時期ですね。

先日、「C値0.2の秘密」と記事を書かせていただきましたが、本日はそれを裏付ける測定現場へ足を運んで参りました。佐久市に現在建築中のY様のお宅で気密測定を実施しました。

気密測定は文字通り、家の気密性を測定しますが、家には様々な配管が出ていますので、そちらを養生テープにて目張りをします。家の気密性が高いので、この目張りによっても若干、測定値が変動するので、測定前に工務担当が準備をします。

先日のブログでは上棟時の気密性を高める処理として、木と木の隙間のコーキングを紹介しましたが、内部工事の際にも特に窓枠付近はコーキング処理を行っています。この写真の白い部分がそれです。窓の枠組みにコーキングをし、枠組みとサッシの隙間にはウレタン吹き付け断熱を施しています。

測定前に改めて隙間が出来ていないかチェックを行います。一通りチェックを行った後、テスト測定を行います。今回は最初に0.158という数値が出て、その後、再度チェックを行い、0.1の数値が出ました。

一般的に気密性が高い住宅というのはC=0.7~1.0くらいと言われていますが、木楽ホームでは平均してC=0.2を出しています。全棟で測定を実施していて、最近は施工が安定し、ほぼ0.2が確実に出るようになりました。(場所によっては0.3等ももちろんありますが)今回は、それを凌ぐ0.1で工事スタッフからも笑みと安堵の声がこぼれました。丁寧な施工を行っていることが証明された瞬間でもあります。

この気密測定ですが、お施主様のご希望によって、お立合いいただくことも可能です。(実際はお任せいただくことが多いですが)測定自体は10分もかからないものですが、「この目で確かめたい」という方にはおすすめです。

気密とは関係ありませんが、現場に足を運んでいただくと後から見れなくなる場所がいくつかあります。私が好きな場所がこちらの整った配線、1階と2階の梁に這わせている電気等のケーブルですが、きちんと揃っていて、見ているだけで、気持ちよく感じる部分です。

気密性を高めるコーキングの他に柱と柱の間に充填するウレタン断熱がありますが、こちらも施工時に隙間から充填し、後から全体を覆うことで、隙間なく施工することが出来ます。これも職人の技術の一つです。(また機会があればブログでもご紹介します)

こういったコーキングや吹き付けの断熱処理など家が完成すると見えなくなってしまう部分ですが、実はその見えない部分が大切だったりしますので、時々、現場からも工事状況をお伝えさせていただきます。

本日は佐久市のY様邸からでした。

それでは、また。