2026.02.27

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家と暮らしのコラム

無垢材とのお付き合い

無垢材とのお付き合い

無垢の床にできた小さな隙間や、ほんの少しの反り。
「大丈夫かな?」と不安になることもあるかもしれません。

けれどそれは、木が季節に合わせて呼吸している証です。
無垢材は生きている素材。だからこそ、四季のある日本の暮らしの中で、ゆっくりと表情を変えていきます。

その性質を知ることで、心配は安心に変わります。
今回は、無垢材によく見られる変化と、その向き合い方についてお伝えします。

板と板の間にできる「隙間」

乾燥する季節になると、木が水分を手放し縮みます。
その結果、板と板の間の隙間が大きく見えることがあります。

これは自然な動きです。春~梅雨にかけて湿度が戻ると、
また板はふっくら戻ります。

表面にほんのり出る「反り」

木は繊維の向きによって動き方にクセがあります。
そのため、湿気が多い方向に引っ張られて、板が反ることがあります。
☆カーブする:反り
☆中央が盛り上がる:突き上げ(ふわっとする感じ)
どちらも、湿度が整うと落ち着いていくことが多いです。

小さな「割れ」

木の内部に力がたまったまま乾燥が進むと、
まれにヘアライン状の割れが出ることがあります。
これも木が「頑張って季節に合わせて動いた証拠」であり、
構造的に問題ないことがほとんどです

 

湿気が多い時期に起こる「ふくらみ」

湿度の高い時期(環境下)には、木が水分を吸って全体にふっくらする
ことがあります。
室内の湿度が高い状態が続くと、床が押し合って「少し浮いて見える」ケースも
あります。
この場合は換気や除湿で調整すれば大抵落ち着きます。

 

大切なことは「自然素材の受け入れ方」

大切なのは無垢の床材の変化に驚かず、「変化を受け入れること」
よく起こる現象は“不具合”ではなく“木が生きていいる証拠”
四季とともに表情を変える無垢の床材の変化は「経年劣化」ではなく「経年美化」に繋がっていくものなのです
傷や色の変化、伸縮、それらすべてが時間と暮らしが育てた“家の風合い”になっていきます
これは工場で生産されている新建材(複層フローリング等)では決して出すことのできない「味わい」です
何十年、何百年経過しても美しいと言われるものは「自然素材」です
そんな気持ちでご自宅の無垢の床の“ゆらぎ”を楽しんでみてください

今回は、無垢材によく起こる現象についてご案内しました。
ぜひ無垢材の特性を知って、よりよく無垢材と付き合っていきましょう。

これからも暮らしの中の疑問やご質問に、
コラムでお答えしていきます。
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