高性能を活かす~気密~
忘れた頃の登場となります!
宮下です。
前回は【断熱】についてお話をしましたが
本日は予告通り【気密】についてです。
どんなに断熱性が高くて
断熱性を表す数値であるQ値・UA値が良い数字でも
お家の隙間部分が多ければ、
何の意味もありません!!!!!
すなわち・・・・・
断熱性と気密性は表裏一体。
必ずセットで考えてください。
住宅の気密性能は、C値で表すことが出来ます。
C値は床面積1㎡あたりの隙間面積で示され、
数値が小さければ小さいほど
気密性能が高いことを指しています。
日本の一般レベルは寒冷地では C値=2.0
その他の地域では C値=5.0 です。
そんな中、当社木楽ホームでは
気密測定を全棟行っており、
C値=平均0.5以下を目標にしています。
これがどういうことかというと・・・
例えば冬のとても寒い日、
暖房器具を使って部屋を暖めても
窓が開いていたらせっかく暖めた空気も
逃げて、冷たい空気が入ってきてしまう・・・
極端な話に聞こえますが、そういうことなんです。
光熱費を無駄にしない為にも
ボルトの隙間や柱の隙間・・・
全ての隙間を埋めていきます!
気密を高めることで省エネや結露対策、
花粉やPM2.5などの有害な化学物質などが
家の中に入り込んでくる可能性を
下げることにも繋がります。
この断熱と気密の2つをしっかりとクリアすることが
快適な暮らしを実現する必須条件といっても
過言ではないでしょう。
それと同時に、気密性が良い分
アレルゲン物質や埃、ウイルスなどを
持ち込んだままの状態が保持されてしまうため
しっかりとした計画換気を行わなければなりません。
お家づくりではいろいろな事を気にかけなければいけません。
しかし、何より住む人が快適にお住まい頂くためには
この3点をクリアしていることが必要不可欠です!!
今回はここまで♪
By Director 宮下
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